模試の受け方について

こんにちは、篠原塾でライターをしている加藤です。

今回は、僕が60回くらい模試を受けてきた中で

正しかったこと間違っていたこと

を記事にまとめてみました。

「模試ってたくさん受ければいいの?」

「模試をいくら受けても成績があがらない…」

「なんで模試を受けるのか分からない…」

と感じている人は

この記事を読んで

模試の正しい受け方を知り尽くし、

志望校合格への最短ルートを

歩み出して欲しいと思います。

僕は模試の使い方が分からなかったときは、

成績が全く上がらず

お金と時間を無駄にしまくる生活をしていましたが

模試の正しい使い方を理解してからは、

模試を受けるたびに偏差値70がとれて

成績的にも精神的にも

充実した受験生生活を送れました。

10回模試受けてA判定が1回だったところから、

10回模試を受けて9回A判定を取る人間に

生まれ変わった経験もあります。

本気で一発逆転のごぼう抜きが可能なのです。

なので、以前の僕のように

ただの自己満で模試を受けるだけの人にならないように

この記事から正しい模試の受け方を学んでくださいね。

それではいきます。

1:模試を正しく受けると無双できる理由

(↑浪人時にとった、一番バランスが良かったときの成績)

まず、そもそも論なんですが

模試の価値ってご存知ですか?

自分の実力を把握できる

大手予備校がつくった良問が解ける

偏差値が出て志望校の判定が出る

確かにそうです。

ですが、

これらは模試を受ける最大の価値ではありません。

じゃあ、お前の思う模試の価値ってなんだよ!

お答えします。

模試を受ける最大の価値は

感情が伴うことです。

「えっと、よくわからない。」

そうだと思います。

なので、まず

模試を受けることで生まれる

感情というエネルギーについて説明しますね。

A:感情エネルギーを使える模擬試験が脳にデカい刺激を与える

連続して質問なのですが

模試で頑張れるモチベーションってなんですか?

志望校でA判定を出して、先生に褒められたい!

めっちゃ高い偏差値を出して、友達にドヤ顔したい!

納得できる成績を出して、親と自分を安心させたい!

など、様々なものがあるでしょう。

僕も現役時代、浪人時代と模試を受けて思ったのは

模試の良し悪しってスゴく気分に影響するんですよね。

模試で自己ベストが出ると

冗談抜きに1ヶ月くらい気分が良くなったり

模試で悲惨な成績をとると

本気で1ヶ月くらい死にたくなったりします。

模試とはこのように

僕らの感情を呼び起こしてくれる存在なんです。

なので、模試のときに解いた問題って

非常に頭に残ってくれる。

問題を解いてる最中に感じる

イライラ、焦り、ワクワク、不安。

これら生々しい感情が脳内にまとわり付き

僕らの記憶力を向上させてくれます。

模試を受けてるときにどうしても解けなかった

あの数学の問題。

どうしても訳すことができなかった

あの英単語。

こういう記憶って

めちゃくちゃ強く、頭に残るものなんですよね。

それもこれも感情というものが持つ

とても大きなエネルギーのおかげです。

なので、せっかく模試で生まれた感情エネルギーは

受験勉強に十分生かしていくのが理想なのです。

B:間違った受け方をしている人が多すぎる

僕ら受験生の乾いた心の起爆剤になる模試ですが

なんと、そんな大事な模試を

正しく使えてない人が多すぎるんです。

せっかくお金と時間を払って模試を受けているのに

模試を受けただけで自己満足

考えているのは友達への成績自慢だけ

次の模試でも同じ失敗を繰り返す

このように、模試を受けるだけで

その目的を忘れている受験生が多いのは事実。

一方でその目的が理解できる人は

サラッと模試を効率的に活用して成績を伸ばします。

この差は見逃すわけにはいきません。

模試は偏差値や判定を見るためのものではなく

実力アップのために受けるものなんです。

C:模試は実力アップの宝石箱

模試は正しく使うと

超効率的に成績を上げることができます。

なぜなら模試は

勉強すべき部分をはっきりさせてくれるからです。

というのも、模試は良い意味でも悪い意味でも

客観的に自分を評価してくれます。

あなたはここができてません

あなたはその分野を強化すべきです

このように試験の点数を基に

わりと精度の高いアドバイスをくれます。

となれば、そこを固めれば成績上がりますよね。

得意分野で10点あげるよりも

苦手分野で10点あげる方が

はるかに楽なわけですから。

つまり、模試には成績アップの秘密が

宝石箱のように詰まっているわけです。

こう考えると

偏差値とか判定とかを気にするのが、

いかに無駄なことか伝わるはずです。

あなたの目的は志望校合格。

模試で高い偏差値を出すことではないです。

模試で本気を出すのは当然として

そのあとは徹底的に振り返りをし、

自分の弱点を見つめ、

普段の勉強にフル活用していきましょう。

それだけで、偏差値しか見てない

圧倒的大多数の受験生とは、

恐ろしいほどの差が生まれるはずです。

それでは、次の章では

多くの人がやりがちな間違った模試の受け方について

細かく細かく解説していきます。

「あれはダメ」「これもダメ」と

あなたのやり方をダメ出しする可能性があるので

それに耐えられる人だけ

次の章に進んでください。

2:合格から離れる間違った模試の受け方

(↑現役時に初めて受けたひどすぎる京大模試、驚異の数学15点笑)

模試とは模擬試験なので

本番と同じくらい大事に受ける必要があります。

それは試験時間中だけではなく

準備も試験後も同様に、です。

受けて終わりではありません。

点数を見て終わりでもありません。

しっかりとその模試を自分の血肉にするために

誰よりも丁寧に活用するんです。

逆に、模試すらもまともに受けられない人は

合格から普通に遠ざかります。

つまり、落ちるということです。

僕は、僕も含め何人もそんな人を見てきました。

志望校に落ちる人には

模試の使い方に共通点があります。

この章では、その

不合格ルートになる模試の受け方を

5種類に分けて紹介します。

ぜひ、次の模試ではやらないようにしてくださいね。

A:大量の模試を受ける

世の中には色んな模試がありますが

とりあえず受けまくるという思考はご法度です。

復習する時間が取れなくなるので

1個あたりの模試の価値がとても下がってしまいます。

先ほども書いた通り

模試は復習しなければ自己満でしかないです。

お金と時間の無駄遣いと同じ。

これって結構、

成績がまあまあ良い受験生が陥りがちなんですよね。

模試を受けるたびにそこそこ良い成績になるし

判定もそこそこ良いものになるから

受ける度に満足感を覚えるんです。

それに、模試で良い点数を取ると

友達やSNSの知り合いにドヤ顔できますから

なんだか自分が強くなったような感覚を

覚えるんですよね。

ですが、これは落ちる受験生の典型例なんです。

模試の目的を履き違えて

模試で高得点を出すことが目的になっていると、

模試を受けて実力をアップさせるという

本来の目的を忘れてしまいます。

「復習の時間が取れなくてもいいや」

と考えてしまうのは、そういうことです。

模試で高得点が取れる自分に

酔いたいだけなんです。

これはあまり言われていることではないですが、

意外と図星な人も多いのでは。

確かに、模試で良い点数を取れると楽しいですが

本来の目的を忘れるとお金と時間が無駄になります。

自分がなんのために模試を受けるのか

もう一度考えてみるといいですね。

B:模試で自己ベストを出そうとする

あなたは模試を受けるとき、

ついつい頭に血が上ってしまうことはないですか?

「この模試で自己ベストを取らないと…」

「過去最高の成績を取りたい…」

模試で最高記録を狙って燃える気持ちは

確かに大事です。

模試をお遊びと勘違いして

適当に受験しているやつよりは数百倍マシ。

ですが、それが原因で

試験中に焦りや苛立ちが生まれてはいけません。

僕が2浪もして模試を受けまくってきた経験から、

感情的になった回の模試は大体失敗してます。

そして、感情的になる理由の多くは

この模試で自己ベストを出したい!

という思いが原因です。

やっぱり自己ベストを出そうとすると

どうしても頭がカーッとなるんですよね。

人間なので仕方ありません。

ですが、感情的になると

どうしても問題は解けなくなります。

「この問題をなんとしても解かないと…」

「やばい、この問題が解けないなんて…」

などの感情が湧き出てくると

常に頭の中で余計なことを考えてしまうんです。

普段の問題演習では解けている問題が

試験になると解けなくなる現象って

こういう感情が頭の中で渦巻いてしまうから。

もしこれが本番だったら

もっと問題が解けなくなります。

だから、色んな先生が口を揃えて

「本番は練習のように」

って言うわけです。

本番で自己ベストを狙う必要はなくて

合格最低点を超えるだけでいいんです。

だったら、模試を受けるときも

自己ベストを出す必要なんてなくないですか?

模試で自己ベストを狙う人は

本番でも自己ベストを狙う傾向があるので

落ちやすくなってしまいます。

これは注意が必要ですね。

C:成績が返ってきたときに偏差値と判定を先に見る

模試の成績が返ってきたときって

ついつい偏差値や判定を見てしまいがちですが、

こういうタイプの人は

本番しくじる可能性があるので注意です。

というのも、偏差値や判定を見ても

1ミリも実力が上がらないんですよね。

偏差値が高くても

「あ〜自分はなんとなく上位なんだな」

くらいしか分からないし

偏差値が低くても

「とりあえず自分はやばいんだな」

くらいしか分からない。

判定が良くても

「どちらかと言えば、受かりそう」

判定が悪くても

「どちらかと言えば、落ちそう」

それくらいの、

超大まかな情報しか分からない。

で、そんなふんわりした情報だけで

どうやって実力アップに繋げるのかって話なわけです。

模試を受ける目的って

入試当日の実力を最大化させることですから、

模試を受けた後にちゃんと復習して

次の模試での成績を上げる

本番の入試で合格最低点を超える

ことができないと意味ないですよね。

なので、そういう

実力アップに繋がらない部分ばかりを見ても、

せっかく受けた模試を無駄にしてしまうので、

ぜひ次に繋がるデータを見る癖をつけましょう。

D:自己分析をしない

模試を復習することができた人でも

自己分析をできていない人は成績が上がりません。

ここでいう自己分析とは

模試で間違えた問題を暗記することではなく

間違えた問題を確認して

「なんで間違えたのか」を追求することです。

模試で問題が解けなかった理由って

ただ「解き方を知らなかった」だけではないはず。

・単純な計算ミスをしてしまった

・なぜか解法を忘れてしまった

・時間がなくて解けなかった

など様々。

なので、解き方を覚えるだけでは

試験で問題が解けるとは限らないわけです。

だからこそ、次同じ問題が登場したら

100%解けるようにするにはどうするべきか

どんな対策を打っておくべきかを

クソ真面目に考える必要があります。

そうすることによって、

ケアレスミスで点数を無駄に落とすことも減るし

模試で安定的に高得点を出すことが

可能になるわけです。

問題を覚えるだけの学習は

普段の問題演習でもできます。

せっかく本気で模試を受けているわけですから、

この際、徹底的に自己分析してみてはどうでしょうか。

E:模試の結果で一喜一憂する

最後に、模試を受けた後の最悪の習慣を紹介します。

それは、

模試の結果で一喜一憂することです。

これだけはマジでやめた方がいいですよ。

僕の経験ですが、

模試で一喜一憂してる人はほぼ全員落ちてます。

自分も含めて。

模試で良い結果が出たときに

「成績どうだった〜?w」と自慢してくる友人

模試で悪い結果が出たときに

「もう俺はおしまいだ…」と死にそうな顔をしてる友人

彼らは別に勉強してなかったわけではないのですが、

こぞって本番失敗して落ちています。

一体なぜでしょうか?

これには、僕なりの見解があって

「本番で点数を取ることに拘れていないから」

だと思っています。

模試の結果で自慢してくる友人は

本番で実力を発揮させる準備を怠るし、

模試の結果で落ち込んでいる友人は

本番で点を取れば良いという事実を忘れています。

彼らは「偏差値」「判定」という

大手予備校が作り出した指標に

ある意味、踊らされているんです。

受験勉強の目的が、

「本番結果を出すこと」から

「模試で結果を出すこと」へと

すり替わっているのです。

こうなると、本番の試験へのモチベーションが下がり

直前期の勉強量が落ちます。

「ワンチャン受かるっしょ」

「なるようになるっしょ」

とわけの分からないことを言いながら。

一方で、模試で一喜一憂しない優秀な受験生は

常に本番の点数を最大化することを考えています。

僕の友人で京大に受かった人は

模試の結果を決して人に見せないというルールを

自分に設けていました。

京大オープンなどの模試では

学部内2位といった輝かしい成績を収めているのに

一切自慢とかしないんですよね。

常に本番で結果を出すことばかりを考えて勉強し

偏差値や判定にもあまり興味を示してないようでした。

それに、模試を受けるたびにA判定を出してるくせに

本番の前は誰よりも不安がっていたんです。

「こういうパターンの問題出たらやばいかも」

「もし本番で記憶飛んだらやばいなあ」

「もうちょっとこの分野固めておくか」

そんなにしなくても、ほとんど受かるようなものなのに

それでも彼はどこまでも本番と向き合っていました。

僕は、正直言って

「こいつには勝てないな」

と思いました。

やはり、東大や京大に受かるような本物の受験生は

どこか圧倒的に”違う”部分があるようです。

その一例として、

「本番に誰よりも拘っている」

という部分がとても印象的だったのでご紹介しました。

ぜひ、これを読んでいるあなたも

模試の結果で一喜一憂するのを辞めて

さっきの京大生のように

本番と向き合い続けられる受験生になってください。

3:志望校との距離を縮める正しい模試の受け方

(↑京大の総合人間学部で学部内top10に入ったときの成績)

模試の受け方1つで、合否は大きく変わります。

間違った模試の受け方をしていると

それなりに成績の上がり方も停滞します。

では、間違った受け方がさっきの5つなら

正しい受け方ってなんでしょうか。

こう考えるのが自然だと思います。

ですので、この章では

僕が思う模試の正しい受け方を

4つのポイントに厳選してご紹介します。

ぜひしっかりと読み込んでもらって

東大生京大生顔負けの

正しい模試の受け方を身につけてくださいね。

A:ロボットのように問題を解く

以前の章で

「自己ベスト」を狙うなという話をしました。

では、どんな受け方がベストかと言うと、

「ノルマ達成」を狙う受け方です。

具体的なイメージを言うと

「最低でも何点取りたい」という基準を決めて

その点数を取れればよしとする受け方ですね。

僕がとても尊敬している友人の1人に

浪人中に成績をアホみたいに伸ばした

東大生の友人がいるのですが、

その彼は、模試を受ける前の目標点数として

「死守する点数」と「理想の点数」

という2つの項目を作っていました。

あくまで点数を上げるためにベストは尽くすけど

ノルマが達成できればそれでいいという姿勢ですね。

この戦い方の何がいいかというと

試験中にめっちゃ冷静になれることなんです。

問題を解いているときの思考が

「全部解き切ってやる!」から

「まあ、解ける問題からとりあえず解いてみるか〜」と

客観的なものに変化します。

全体が見えるようになるんですね。

すると、目の前の問題がたとえ解けなくても

すぐ切り替えて他の問題を解き進めることができて、

「点数の最大化」ができるわけです。

結局、「問題をただ解くだけのロボット」になれた人が

最終的に安定した高得点を出せます。

過去最高の点数を出そうと考えるのではなく

無理のない範囲で最低ノルマを達成する。

そんな気持ちで試験を受けられるようになると

模試の度に点数が乱高下することも減るでしょう。

B:本番レベルの緊張感で受ける

「本番は練習のように」と言いますが、

「練習は本番のように」とも言います。

本番の予行練習である模試は

本番のシミュレーションをするために受けるんです。

なので、模試を受けるときは

本番と同じような行動・気持ちを心がけましょう。

特に、「〇〇大オープン模試」などでは

このような心持ちが非常に重要です。

模試当日に友達と喋っていたり

試験中に居眠りするなどは

完全アウト。

「この試験がもし本番だったら…」

という気持ちを持って受けてください。

そして、本番を想定するには

本番のルーティンを決める必要があります。

なので、ここではそれをあなたに決めてもらいます。

・当日の朝は何を食べるのか

・当日の昼ごはんは何を食べるのか

・試験合間の休憩時間は何をするのか

・試験中はどんなことを考えて問題を解くのか

・問題を解く基本的な順番はどうなのか

・目の前の問題が解けないときどうするのか

・焦ったときの対処法はどうするのか

全部決めておきましょう。

入試当日の流れを全体像から把握し

できるだけ模試で再現して

それを色んな模試で実践して

トライアンドエラー(挑戦と失敗)を繰り返すことで

あなたの「試験を受けるときの姿勢」が

完全に固定化されます。

すると、模試でも本番でも

自分の行動に迷いがなくなり、

いつの間にか緊張さえしなくなっているのです。

嘘だと思うかもしれませんが

ぜひ一度試してみてくださいね。

C:解答解説を穴が開くくらい熟読する

試験前と試験中の正しい姿勢が身についたら

次は試験後の正しい姿勢を身につけましょう。

間違えた問題を復習するときに一番大事なのが

問題を解くときの思考回路を知ることです。

解法暗記をすることではありません。

「この問題を解くにはどう考えればよかったのか」

「どんな意識で解いたら正解に辿り着けたのか」

「なんで自分はこの考え方に至らなかったのか」

と、模範解答と自分の思考力のギャップを認識し

次の試験で正しく解くにはどうすべきかを

じっくり考える必要があるのです。

そのためには、解答解説を

死ぬほど熟読する必要があります。

幸い、模試の解答解説は

その辺の問題集と比べて圧倒的に丁寧です。

マジで全然勉強してない人でも理解できるレベルで

問題の解き方を書いてくれています。

なので、模試の解答解説からは

プロはどんな視点で問題を解いているのか

驚くほどはっきりと読み取ることができるわけです。

これって僕ら受験生にとってはとてもありがたく、

「なんでこの解法で解いてるの?」

という部分が非常にはっきりするんですよね。

いくら解法をたくさん知っていても

その解法をどのタイミングで使うのか分からなければ

問題を解くことはできません。

解法を知った上に

個々の解法を使うタイミングを知るからこそ

解ける問題の数が増えるというもの。

解法暗記はしてるのに解ける問題が増えない人は

この「解法を使うタイミング」の勉強が

圧倒的に足りないんです。

僕は高校1年生のときに解法暗記をして

偏差値を20近く上げた経験があります。

そのおかげで、当時は

「解法暗記だけで受験は楽勝だわw」と

心の底から思っていました。

ですが、高校3年生になって

(志望校が京大だったため)

京大模試などの難しい試験と向き合うようになると、

途端に問題が解けなくなったんです。

あれだけ解法暗記をして

あれだけパターン演習をしたのに

全然点数があがらないんですよ。

むしろ浪人生が参入するので成績が落ち続けます。

その結果、僕は点数が下がる理由を突き止められず

最終的に京大に落ちてしまうわけです。

毎日何十時間も勉強していたのに。

この経験から学べることは

暗記した解法の数ではなく、

解法の使い方をどれだけ知ってるかが重要だ

ということです。

また、より模試を上手く活用したければ

採点基準にも目を通すことがオススメです。

自己採点と実際の点数のズレが大きい場合は

採点者の感覚や視点が分かってない可能性があります。

特に、英語や国語といった記述式の科目は

明確な正解がない場合があるため

自己採点が困難なときが多々あるんですよね。

一生懸命に回答をつくったのに

全然点数がもらえなかった。

こういうのもザラです。

でも、これはあなたに才能がないからではなく

ただ採点基準を知らないからなんですよ。

もし、試験を受けるときに採点基準を完璧に知っていて

どんな回答を作れば点数がもらえるかを知っていたら

あなたは高得点が取れます。

英作文や国語や数学の記述などの

採点が曖昧だけど配点が高い分野で

点数をガッツリ稼げるようになるわけです。

僕はこの方法を使っただけで

特に英語の成績を飛躍的にアップさせ、

河合全統記述では偏差値79を記録し

京大模試では8割ほど取ったこともあります。

記述問題で点数を上げるコツは

単語を覚える、細かい知識を付けることと同じくらい

採点基準を頭にぶち込んでおくのが

極めて重要です。

ハイクラスの大学に合格している友人ほど

共通して意識していた部分なので、

ぜひ一度試してみるといいでしょう。

D:ケアレスミスの教科書をつくる

最後に受験戦争で勝つために必要なことを言います。

それは、

「自分に勝つこと」です。

おいおい、薄っぺらいこと言うなよ。

結局根性論ですか?w

気持ちは分かります。

ですが、そんなあなたに問います。

あなたは試験中に訪れる不安や恐怖という感情に勝利し

ケアレスミスを0にすることができていますか?

おそらくですが、できてないですよね。

それは仕方のないことです。

細かいミスをしてしまうのは当然ですから。

でも、ケアレスミスばかりしていたら

大事な本番でしくじってしまい、

行きたくもない大学に進学することになる可能性がある

というのもまた事実。

(経験者は語る)

なので、今受験生をやっているあなたは

ケアレスミスととことん向き合う必要があるんです。

お分かりでしょうか。

では、「ケアレスミスと向き合う」とはどういうことか

端的に説明します。

それは、つまり

「入試当日までケアレスミスと減らし続ける」

ということです。

そのための施策はただ1つで

ケアレスミスの教科書

つまり、ヒアリハットノートを作ること。

これだけです。

1冊のノートを準備してもらって

ケアレスミスする度にそこに記入して

模試の前に見直すようにしてください。

具体的な写真はここに載せておきます。

(↑表紙です。ケアレスミスに対する怒りが感じられますね)

(↑日付、間違えたシチュエーションなどを書いてます)

ポイントとしては

・ミスをした日付を書く

・どんな問題でミスをしたのかを書く

・ミスをしたときの状況を克明に書く

・次にミスをしないための対策を書く

・必ず定期的に見返す

の5点のみです。

これだけ徹底すると

何も対策していない受験生よりは

ケアレスミスの回数が圧倒的に減るはずです。

僕は実際にこのノートを作った結果

模試を受ける度にミスをして点数が伸び悩んでいたのが

全科目で偏差値70前後は安定するようになったので

「たくさん勉強してるのに本番ミスするなあ」

「ミスさえなければ判定上がるのに…」

という人は

ぜひ取り入れてもらえればと思います。

まとめ:模試の受け方

1:間違った受け方するなら受けない方がマシ

2:正しい受け方ができると成績が超安定する

3:模試は非常に優秀な自己分析ツールである

4:偏差値と判定をできるだけ見るな

受験生になると、多くの模試を受けます。

特に高校3年生や浪人生になると

飽きるくらい模試を受けることになりますよね。

毎日授業を受けて問題集を解くだけの受験生にとって

偏差値や判定といった指標で

自分を評価してくれる模試は

1イベントとして良くも悪くも影響力は大きいです。

ですが、そんな模試を上手く使いこなせるのは

上位数%の受験生しかいません。

僕もしばらくの間は模試の正しい受け方を知らずに

成績が全く伸びないという時期を過ごしました。

ですが、正しい模試の使い方を学習し

その通り実践した結果

夢の偏差値70を安定させ

京大模試でもA判定を年で10回取るなど

大きな結果を残すことができました。

そして、その正しい知識を得るきっかけになったのが

僕が通っていた篠原塾だったのです。

数々の生徒を直接指導してきた上で

伸びる生徒と伸びない生徒を分析してきた

篠原塾だからこそ、

正しい模試の使い方を見つけることができたと

僕は考えています。

「模試をたくさん受けているけど

成績がいつまで経っても伸びない」

「ちゃんと勉強しているはずなのに

模試の成績が一向に安定しない」

と悩んでいる人は、一度シノハラさんの無料電話相談を

頼ってみるのはいかがでしょうか。

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