一橋大学対策と、合格してどんな大学だったか

こんにちは。

篠原塾の卒業生で現在一橋大学商学部に通う河崎です。

今日は

一橋大学に通っての感想

一橋入試対策

について話していこうと思います。

一橋大学といえば、コレ!

まずは一橋大学に通っての感想から話していきますね!

一橋大学に通って思ったことは3つ!

①町が落ち着いていて過ごしやすい

②いろいろな授業が受けられて楽しい

③休みの期間が長くて最高!

まず町が落ち着いているということなんですが、一橋大学は東京都国立市というところにあって東京なんですが、自然や閑静な住宅街に囲まれています。地方出身者みんなそろって「せっかく東京に来たのに東京じゃない、何なら地元のほうが栄えてる」って言います(笑)。私も地方出身なので最初はがっかりしたのを覚えているんですが、今では国立でよかったなと思います。町を歩くと学生、小さな子供とその保護者、おじいちゃん・おばあちゃんなど・・・をよく目にするんですが、地元の風景と似ていて朗らかな気持ちになれます。カフェや昔ながらの飲食店もそろっていて、これもまたノスタルジーを感じさせてくれます。また、大学通りという駅から大学までつながっている大通りがあるんですが、春は桜満開、冬はイルミネーションなど、四季によって違った風景が見れるので、季節によって違ったわくわく感も感じられます。

次に、いろいろな授業が受けられて楽しいという点について話していきます。一橋には4学部あるんですが、自分の学部以外の授業が受けられます。むしろ大学側から他学部の授業を受けろと他学部単位の取得を必須としています。私は商学部在籍なんですが、法学部などいろいろな学部の授業を受けてきました。商学部では受講できない授業を受けられるのは毎度新鮮な体験で、自分の学部では得られないような知識や考え方が得られるのは、自分の視野を広げることができるため、楽しいです。この学部間の隔たりがないのが一橋の魅力であり、いろいろなことを学びたい自分にはぴったりでした!

最後に休みの期間が長くて最高だということについて話していこうと思います。一橋はとにかく長期休暇の期間が長いです!夏休みは7月後半~9月中旬、春休みは1月初旬~4中旬(人によっては12月後半から春休みに入る人もいる)です。他大学だと夏休みは8月から、春休みは2月からというところが多いので長期休暇に他大学の友達と予定を合わせるのが難しかったりします(笑)。

長期休暇では、短期留学に行ったり、国内旅行に行ったりする人が多いです。私も国内旅行を何回もしましたし、部活で合宿に行ったりもしました!なんでも新しいことに挑戦できる期間が長いので最高ですね!

以上、一橋大学に通っての感想でした。

次に一橋入試対策について話していきます!

一橋の二次試験は英数国社(日本史・世界史・地理・倫政・ビジネス基礎から1つ選択)の4科目です。学部によって配点は異なりますが、個人的にどの学部も英語≧数学>社会>国語の順で勉強すべきだと思います。理由としては、

英数は知識が使えるようになるまで時間がかかる

英数はどの学部でも配点が高い

社会は難しいが教科書の内容が出題される

・国語の難易度は他に比べると易しめ

が挙げられます。一橋の学生と受験の話をしていても英数中心の勉強をしていた人が多いなと感じます。これは全く国社を勉強しなくていいという話ではなくて、あくまで勉強時間の配分をこの順に考えてほしいということです。また社会学部の場合は社会の配点が数学よりも高いので社会学部志望の人に限っては数学と同じくらいのウェイトまたはそれ以上で社会を勉強してもいいと思います。

次に科目ごとの対策をより詳しく話していこうと思います!

【英語】

一橋の英語は長文2題、英作文、リスニングの4つが出題されます。時間は120分です。

長文に関しては記号問題、和訳問題、説明問題、要約問題が主に出題されます。最近は本文の難易度は割と優しめで、代わりに長めの文章が出題されるといった印象です。

これを踏まえ、一橋英語を攻略する上で大事なことは、

1.基本的な単語帳一冊を完璧にする

2.文法問題集一冊を完璧にする

3.英文の読み方・解き方の参考書をやる

4.英作文で使える簡単な表現を覚える

5.ディクテーションの練習をする

6.過去問を何回もやる

の6つです。一つずつ詳しく見ていきましょう。

1.基本的な単語帳一冊を完璧にする

基本的な単語帳とは、ターゲット1900やシステム英単語のことです。私はターゲット1900を使用してました!

一橋なので難しい語彙が出ると思われがちですがそんなことはないです。ターゲットやシステム英単語で出てくる単語がほとんどでたまに難しい単語が出てくる感じです。私が受験生のときにはターゲットのほかに、受験ではハイレベルな位置づけのリンガメタリカと英検準一級の単語帳をやりましたが、そこからほとんど出題されず無駄だったなと後悔しています。何でもいいので一冊基本的な単語帳をやりこみましょう!私はターゲットを100週以上やったのでそれ以上目指してください!

2.文法問題集一冊を完璧にする

文法問題集は例えばネクステージやビンテージなどです。近年文法問題が出題されない傾向になってきましたが一冊はやっといた方がいいです!文法問題として直接問われることはなくても、和訳問題などでは間接的に文法の知識が問われます。文法の知識習得に当たって文法書を読み込もうとする人がいますが、非効率だと思います。文法問題が一問一答になっている文法問題集のほうが覚えるべきことがはっきりしているので効率的に覚えられます。解いていてわからないことがあった時に初めて文法書を参照するというやり方がおすすめです。

3.英文の読み方・解き方の参考書をやる

上の1,2で知識面は完璧になると思います。しかし、これだけでは一橋の英語は読めません。英語を読むに当たって、読むのに特化した英文法を学ぶ必要があります。俗にいう英文解釈ですね。英文解釈の勉強をすることで英語の意味がとりやすくなります。英文解釈の参考書には例文があると思うので、無意識に意味がとれるようになるまで音読しましょう。この勉強をすることで一橋の文章でも早く読めるようになります。

また、解き方も学んでいたほうがいいです。一橋は記述問題がメインなので、読めていても要点をつかんだ解答でないと不正解にされてしまいます。ですので、こういう問題にはこう答えるといったパターンを学べる参考書があると思うので、解き方の知識も頭に入れておきましょう。

4.英作文で使える簡単な表現を覚える

一橋は100~150字程度の自由英作文を出題してきます。出題形式が独特なので過去問を見てほしいのですが、自由英作文であることには変わりありません。自由英作文では加点を狙うのではなく減点されないように気を付けるべきです。したがって中学レベルの英語表現を覚えて使えるようにしましょう(It is important to do~など)。模試や過去問では毎回違う表現で解答するのではなく、自分の得意パターンで解答するように練習してみてください。

5.ディクテーションの練習をする

一橋のリスニングではディクテーション問題が頻出です。ディクテーションは慣れておかないとできないのでしっかりと練習しておきましょう。聞き取り能力も上がるのでやっておいて損はないですよ。

6.過去問を何回もやる

これはめちゃくちゃ大事です!特に長文問題は何回もやってほしいです。同じ長文を何回もやる意味あるのかと思うかもしれませんが意味あります!二回目以降で大事なことは読めなかった英文が読めるようになることではなく、問題を解くプロセスがわかることです。一般的な受験生は前者的な復習をしてしまいがちです。つまり、二回目で意味を完璧に取ることが復習だと勘違いしてしまっています。一回目に読めなかった文が二回目に読めるようになったことで成長したと満足しているのです。しかし、これは違うに文章になった時に再現性がなく、応用が利きません。本当にすべきことは、文章のある部分が根拠になって解答につながったんだなと理解することです。Itがこれを指しているから解答に入れる必要あるな・・・など。この復習をすることでだんだんと記述問題の解答すべきところがわかってくるので、こうした復習を心掛けましょう!

以上6点を意識して一橋英語を攻略しましょう!

【数学】

一橋の数学は5問構成で、時間は英語と同じく120分です。頻出分野は微積分、整数、確率、図形で、毎年といっていいほど出題されるので特にこの4分野の準備はしっかりとやっておきましょう。

一橋の数学はよく難しいと言われますが、近年は易化してきています。したがって、みんながとれる問題を落とさないことが大切になってきます。難しい問題も含まれているのでとれる問題との見極めが非常に重要です。3完を目指して勉強しましょう!

一橋数学を攻略する上で、

1.まずは基礎レベルをしっかり仕上げる

2.頻出分野の対策

3.過去問演習

が重要になってきます。

1.まずは基礎レベルをしっかり仕上げる

先にも述べましたが近年数学の難易度が易化してきています。また応用問題を解くにも基礎レベルの習得は必須です。一橋数学が難しいからといって難しい問題集をやりまくってしまうと逆に危ないので注意しましょう。基礎レベルの参考書は黄チャートや青チャートなどです。例題だけでいいので問題を見て瞬時に解答が思いつくまでやりこんでください。センター試験や共通テストがコンスタントに8割取れるようになって基礎の習得が完成したと判断していいと思います。

2.頻出分野の対策

一橋数学は微積分、整数、確率、図形が頻出です。これらの分野に関しては基礎レベル+αの対策をしておきたいです。+αは、1対1の対応やプラチカで学べます。全範囲やろうとすると時間かかってしまうので頻出4分野をまずやるようにしましょう。

3.過去問演習

1,2を終えたら実際に過去問を解いてみましょう。最初のうちは時間制限を気にしなくていいので頻出分野はしっかりと考えることが大切です。何年分かやってみてできない場合は1や2に戻って穴を埋め直しましょう。ある程度解けるようになってから過去問や模試を使って捨て問を見極める練習をしていきましょう!

数学は1,2、3の行き来が重要です。応用問題ができなくてもあきらめずに前に戻って勉強し直しましょう!

【社会】

一橋の社会は日本史、世界史、地理、倫政、ビジネス基礎から1科目選択する形になっています。時間は英数と同じく120分です。どの選択科目も論述がメインとなっていてハイレベルな論理的説明力が求められます。一橋合格者のほとんどが日本史または世界史受験なのでこのどちらかを選ぶのが無難です。ちなみに私は日本史受験でした!今回は日本史の勉強体験に基づいて話をしていきますが、世界史受験の人の話を聞いてみてもあまり勉強方法が変わらなかったので、日本史受験ではない人も参考にしてみてください。

大事なことは、

1.教科書を読み込む

2.過去問を解きまくる

の2つです。

1.教科書を読み込む

一橋の社会を攻略する上で教科書の読み込みがめちゃくちゃ大事になってきます。社会の勉強で一問一答だけをやる人がいますがそれだけでは不十分です。もちろん単語の暗記を効率的にできるので使用することは全然いいと思いますが、教科書をなおざりにしてはいけません。事象の因果関係などが一橋の社会で問われるので教科書を読み込む際には、Aが起こったからBという結末になったといった因果関係を理解しながら読み進めるようにしましょう。これに合わせて一問一答で単語の埋め合わせをすると効果的に学習できると思います!

2.過去問を解きまくる

正直社会に関しては他の教科よりも断然、過去問演習が重要です。なぜかというと、出題範囲が限られていて似たような問題が何回も出題されているからです。これは過去問やらないと損ですよね(笑)。日本史の場合は大問が3つあって、1は古代~近世、2は明治~、3は現代とざっくりと出る分野が大問によって異なるので、過去問をやる際には1年分通しでやるのではなく、大問ごとに分けて1つの大問をまとめてやるのをおすすめします。そうすることで大問ごとの傾向が把握できるのと同時に、似たような問題が過去に出題されてたなと気づくことができると思います。過去問でわからないことがあれば教科書を読み返してみましょう!たいていのことはちゃんと教科書に記載されているはずです。

社会の対策はシンプルです。難しい単語を覚える必要は一切ないので教科書と過去問をしっかりとこなしていきましょう!

【国語】

一橋の国語は大問が3つで、時間は100分です。大問1では評論文が2題、大問2では現古融合文、大問3では200字の要約が出題されます。記述問題がメインですが、標準的な難易度です。しかし大問2、3は独特なので過去問演習が重要になってきます。

国語の勉強で気を付けるべきことは、

1.語彙・漢字の勉強をしっかりやっておく

2.普段から要約の練習をしておく

3.添削を受ける

1.語彙・漢字の勉強をしっかりやっておく

大問1では語彙の意味を聞いてくる問題や漢字の書き取りが出題されます。それほど難しい問題は出ないのでここは落とせません。しっかり対策しておきましょう。

2.普段から要約の練習をしておく

要約力はすぐに伸ばせるものではありません。長い目で勉強をやっていくしかありません。したがって要約専用の問題集を使わなくてもいいので、解いた問題に関しては軽くでいいので要約してみましょう。習慣的な要約練習は大問3の対策になるだけではなく、現代文の読解能力も向上させてくれます。ぜひやりましょう!

3.添削を受ける

添削は受けられるなら受けましょう。自分で採点すると曖昧な解答でも正解にしてしまったり、判断しにくいところは放置せざるを得ません。他人に自分の解答を見てもらうことで、その点が明瞭になりますし、自分の解答の悪い癖を指摘してくれたりします。先生などに添削を頼むのは割と勇気いることですが、添削を受けられる環境にいるのに利用しないのはめちゃくちゃもったいないです。勇気出して!!(笑)

以上、一橋入試対策でした!

今日は一橋に通っての感想と一橋入試対策について話しました!大学に入ったらいい事ばかりなので今つらいかもしれませんが頑張ってください!

長々と書き連ねましたがここまで読んでくださりありがとうございました!

さいごに……

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