こんにちは!
篠原塾の卒業生で、塾長ブログのライターの有本です!
今回は、英語の勉強について話していこうと思います。僕自身が難関大志望で受験勉強していたので、話がそこの層に向けてになりますが、難関大以外を目指している人や普段の英語の勉強で困っている方にも役立つ内容だと思います!
まず、英語に関わることで軽く自己紹介をさせてください。
僕は篠原塾で受験勉強を始め、勉強法も篠原塾で教えてもらいその中で培ったものです。ただ、僕は勉強法オタクというか、効率の良い勉強をとにかく探してしまう癖があります。僕にとってこれは、逆に非効率になりますが…(笑) ただ、その知識を皆さんに提供できるので皆さんはあまり深堀せずにまず試しにやってみてくださいね!
大阪大学の外国語学部にて現在進行形で語学を学んでいるので、そういった観点からも最速で英語の力がつく方法をご紹介します!
今回は、難関大の英語勉強法について、英文解釈・長文読解・英作文・リスニングの4つに分けてお話していきます。
英文解釈は難しい構文や複雑な文構造の理解が求められる難関大の英語の特徴だと思うので、一つのテーマにして詳しく話すことにしました。
ステップ0 長文読解の前に
英語の基礎となるのは、単語と文法力です。ことが受験英語では英文解釈の能力が求められる傾向が共通テスト移行後もまだまだあるので文法はかなり大事な要素です。
具体的には、単語は2000語前後より多く収録しているものを一冊95%以上覚えましょう!
7周くらいは必要かと思います。ちなみに僕は英単語高校の指定教材だった英単語ターゲットだけでした。
文法も一通り頭に入れて文法問題で理解できないところが出てこないようにしておきましょう。
ステップ1 英文解釈
まず4つの項目から初めにやっていくのは英文解釈が良いと思います。長文は1つ1つの文の解釈の連続なので、1文を確実に理解できるようになりましょう!
そもそも英文解釈は何かというと、英文を文法的に理解することだと僕は言えると思います。
「犬が人を噛む」という文章を見た時に、日本語では助詞で誰が主語で動作の受け手が誰なのかを判定できます。「犬を人が噛む」なら主語は入れ替わりますよね。
こういう考え方を英語でもできるようになろうということです。
仮に“A man is looking at a dog”という文章で考えると、まず文の一番初めに来ている名詞が主語と考えるので、「a man」が動作主で、動作が「is looking」、対象が「a dog」でその空間的なイメージを表すのが「at」ということになります。
受験レベルでは単純に「is looking at」で「~を見る」という解釈で十分です。
そしてここでは、動詞句(動詞のかたまり)が現在進行形になっているので、たった今継続中の物事であると解釈できます。
したがって意味としては、「男性が犬を見ている」ということになりますね。
英語では語順が意味を決める役割を大きく持つので、”A dog is looking at a man”となれば、主語が入れ替わり、「犬が男性を見ている」になりますね。
大事なのは、単語の意味とニュアンスで理解するのではなく、文法で理解するという点です。
そして、僕の考えでは長文読解をやりながら同時進行で英文解釈をすることは難しいと思います。つまり参考書などが必要になると思います。そうでないという人がいるとすれば、その人は文法を完璧にやりこんでいる人です。そういう人はとても素晴らしいですが、完璧に習得するのは難しいという人や、最速で終わらせたいと考えている人は、文法と英文解釈を分けて行うと圧倒的に効率が良いです。
僕が受験勉強を篠原塾で始めて、英文解釈に取り組んだ際は伊藤和夫先生の『英文和訳演習』シリーズを勧めてもらい取り組みました。僕の受験時の志望校は京都大学で、高度な英文解釈とその和訳が求められるので、そのシリーズだったと思いますが、伊藤先生の書籍であれば根本的な考え方は変わらない筈なので、和文英訳以外のシリーズでも良いかなと思います。最近では英文解釈の新装版が新たなに出版されているので、古いものを好まない方はそちらを一度見てみるのも良いかもですね!
英文解釈において最も重要な点は、文法と語法に則って文を理解できるようになるかどうかです。僕が人に教えるときによく目安としているのは、英文に自分で文構造の説明が書けるかどうかです。学校や塾の先生が板書に書く説明と同じくらい(或いはそれ以上)詳しくかみ砕けるようにしましょう。
一文ごとの解釈ができるようになれば、次に二文以上の繋がりの中での解釈を鍛えましょう。これはほとんどが日本語で言うところの「指示語」です。It やthis、the ○○が何を表しているのかを理解できるようになれば一通りの解釈は完成でしょう。
とはいっても参考書で進める場合は指示語なども一緒に含まれているはずなので自分で新たに別の勉強を加える必要はないかと思います。
これらの英文解釈を参考書などで読んだ後はその文章・もしくは文を音読しましょう。一つのものにつき最低30回が目安です。音読の詳しいやり方はステップ2でお話しします。
こうした英文解釈の力によって今後長文の教材などで読む実践力をつけていく際に、正しい解釈の下でスピードを上げられる・ゆっくり時間をかければ解釈できる・問題の解説の意味が理解できる、ようになります。特に赤本などの過去問題集の解説はその大学のレベルに達している前提で書かれているので、英文解釈の力が曖昧だと理解が難しいかもしれません。
なにより、大学における英語は会話力以上にまず英文解釈が求められるので、文法的な説明は全然だけれど、意味は分かるという人は気をつけましょう。いつ穴にはまるかわかりません。それが受験本番でなければまだ幸いですが…
ステップ2 長文読解
1つ1つの文が文法的に解釈できるようになったら、次に長文を読む勉強に進みましょう。
長文読解だからといっても絶対に忘れてはならないのが、英文解釈の意識です。一つ一つの文を正確に解釈しながら読んでいきましょう。
ここでよくある意見として、精読と多読のバランスが大事だというものがあります。精読というのは、英文解釈しながらゆっくり精確によむことで、多読はある程度分からない部分を飛ばしながらも速く読むことです。多読はこれによってとにかく多くの文章に触れる・スピード感をもって読む習慣を身に付けることができると考えられがちです。しかし、僕の考えと経験上この「多読」は必要ありません。精読を続けることによって、最終的に読む速さを獲得するのが正攻法です。
一つには、この「多読」が受験英語特有の意味を成している点です。本来は、英語学習において辞書を使わずに理解できるレベルの本を多く読むことで単語学習では補えない語彙力とたくさん読むことで英語感覚を身に付けて読むこと、そして何より英語の処理速度を向上させる方法です。これは科学的に効果が現段階で実証されているものです。では、なぜ僕がその勉強法を否定するのか。それは、「受験英語レベルの勉強法ではない」というのが答えです。多読という勉強法は丁度受験勉強を終えたくらいの英語レベル(英検準一級)くらいから効果を大きく発揮します。というのも、このレベルになると文法の解釈は感覚的にできるようになっていて、英文解釈なんてほぼ自動的に瞬間で行われるし、敢えて文法を崩した表現などを判別できます。こういう学習者にとって必要なのは、更なる語彙力とネイティブに追いついていくための言葉の処理速度です。ですが、受験英語においてはギリギリその勉強法は取り入れるには早いくらいです。なおかつ、「文法を意識した精読」が必要なレベルの学習者には早すぎます。
そして受験界で言われる「多読」というのは、「とりあえず全体の意味を把握しろ、細かい文法は無視しても大丈夫!」というイメージが近いかと思います。なぜそんな理論のすり替えが起こるのか。皆さんは上の指示を聞いてどう思うでしょうか。英文解釈がしっかりできてなくても許容されるような気がして「楽」に感じませんか?
特に難関大を目指している人はこの種の誘いに乗っかってはいけません。正攻法で「急がば回れ」なんなら「急いでなくても回れ、その方が後で苦労しないから」という意識の下勉強を進めることを僕個人はお勧めします。
精読で勉強を進めようという話が長くなってしまいましたが、ここからは具体的にどうやって長文読解の勉強するのかをご紹介します。
長文読解の勉強における目標は大きく2つです。
「返り読みをなくすこと」と「読む速さを習得すること」です。
返り読みとは
返り読みとは、本来の英語の順番どおりに左から右に読まずに、1つの文全体で理解することです。申し訳ありません。これは英文解釈で行った方法ですね。ですが、安心してください、遠回りではありません。なぜなら、英文解釈の能力(正確にはそこで使う文法力)がないと左から右に読む訓練がうまくできないからです。
返り読みのデメリットは何よりも読む時間が無駄にかかってしまうことです。平易な文章を左から右に読みできるだけ問題文を早く処理することが大事になります。
返り読みをなくす
具体的な方法は、スラッシュリーディングが手っ取り早いかと思います。
スラッシュリーディングというのは意味の塊ごとに英文に直接スラッシュを入れながら読む方法です。こうして、スラッシュごとの意味を確認していきます。
そうすると、
The behaviour of other social animals is determined to a large extent by their genes.
(Yuval Noah Harari: Sapiens (2015, Vintage) p.36 より引用)
The behaviour / of other social animals / is determined / to a large extent / by their genes.
行動 / 他の社会的な動物の / 決定される / 大部分は / その遺伝子によって
→「行動、他の社会的動物の、決定される、大部分は、その遺伝子によって」という日本語的にはハチャメチャな語順になります。しかしこれが英語における言葉の流れ方であり、英語ではその順番で理解しなければなりません。英文解釈を終わらせたばかりの人にとっては「他の社会的な動物の行動は大部分がその遺伝子によって決定される」と一度日本語に整理しないと難しいかもしれません。その補助輪を外していく作業が長文読解で必要になります。
どこで区切りを入れる方については、個人の自由ですができるだけ長くしていって最終的にはスラッシュが必要なくなるのが理想です。スラッシュリーディングの最終段階では少なくともSVOなどの文型と修飾句(M)にだけ区切りを入れるようなイメージです。
初めの方はとにかく、意味が捉えられる範囲でスラッシュを入れましょう。英文解釈ができるようになった前提なので大丈夫かと思いますが、文法的におかしな場所に区切りを入れないように注意しましょう。
例)is determined to / a large extent
(extentはto a ~ extentという形で「~の程度で」という表現で使うことが多い言葉です)
最近の参考書では、英語的な意味の切れ目を解説で載せているものもありますので気になる人は探してみよう!
音読で英語感覚を身に付けよう!
むしろ長文読解の勉強はこれが最も大事になります。先ほど長々と多読の話をしたのには理由があります。言語を学習する中で先ほどお話しした多読レベルに達していない人にとっての多読は、同じものの音読です!
多読は英語的な感覚を身に付ける方法だと言いました。そしてこれは受験生にも必要な能力です。ただ、多読だと効率が悪い。そうなった時に活躍するのが音読です。
そしてこの音読。ただ多読を補うものに留まりません。。
同じものを繰り返して読むのでその文章に出てくる単語が覚えやすくなります。
多読と同様に、読み込んでいくことで単語のニュアンスが染みつきます。
読む速さが早くなります。
どうやって音読するの?
解説なども読み終わって一通り学習し終わった長文を最低30回繰り返して読みます。最大50回です。こうすることで、英語を左から右に読むトレーニングができます。問題を解くときは精読ですが、その後に多読のような効果が得られます。
30回を2つのステージに分けます。
ステージ1では、英文の構文に焦点をあてて読みます。ここでは意味を考える必要はありません。意識としては、スラッシュ同士の繋がりを考えるイメージです。
例)the behaviour / of other social animals → of other social animals が the behaviourに意味を付け加えている(修飾している)
ステージ2では、意味を考えながら読みましょう。最初5回は全体というよりもスラッシュごとの意味を考えて、その後スラッシュ同士の繋がりを意識して一文全体、長文全体を頭の中で映像化しながら読んでください。
回数はあくまで目安なので自分が納得できる理解度になるまで回数を増やしつつ行ってください。理解度については何となくの直感が役に立つでしょう。
声は大きくなくて良いです。ただ目で追うだけだと無意識に単語を飛ばしてしまうことがあるので口を軽く動かす程度は必要です。これだと電車・バスなど公共の場でもできるでしょう。
30回の日割りなども自由で構いません。一気に30回でも、一日5回ずつでも大丈夫です。ただ、一日1回だと効果が薄いので、最低5回ほど、時間にして10分以上になるようにしましょう。僕は基本的に1日、無理な日は2日かけてという風に行いました。
ちなみに僕はかなり時間との戦いで受験勉強をしていたので、音読を始めた頃は一日2~3本の長文を音読していました。学校や塾の教材で扱ったものを使えば、授業時間を効率的に生かせるので、僕は過去の授業で扱ったものも含めて大量に音読しました。効果は一瞬で出るものではありませんが、気づいたころには読む速さが向上していました。
そしてここまで読み込んでいると、学校の定期考査前に復習する必要もほとんどないので、学校の先生や親からの信頼度を獲得しつつうまく時間を使えます。
教科書の音読を僕はめちゃくちゃおススメします。(書籍へのお金にならないのでこの意見を公表する人は少ないですが..)
長文読解の勉強はいつ終わる?
終わりはないけど、区切りはある。というのが正しいでしょう。
というのも集中的・習慣的に長文読解を鍛えることに終わりはありますが、過去問や週1で程度の読解力維持のために長文をやることはやめてはいけません。すぐに力が落ちていきます。特に音読は決してやめないようにしてください。音読をやめていいのは、英語学習をやめるときか多読に勉強法を移すときです。ただ、やはり受験では理解だけでなく設問を解く必要があるので週1・2くらいで問題を解きつつその長文を音読するのが良いでしょう。
長くなりましたが、ではいつ区切りをつけるかというと
「志望校レベルの長文を目標時間通り読めるようになったら」です。
難関大の問題は全てをスラスラ読めるようにはできていません。受験生が知らないような難しい単語や内容理解が難しいもの、構文がかなり複雑なものなどを含む英文が出題されます。したがって、とりあえずその問題の文章が目標時間で読めるようになればそれ以上力を伸ばす必要は時間が余らない限り必要ありません。他のことに時間を有効活用しましょう。例えば、京都大学の場合は30~40分で大問1つが解き終わるならそれで十分です。わかりやすく言うと、共通テストで140点ほどしか必要ない人が必ずしも全部を読む必要がないということです。正確には、全部読めるほどのスピードは身に付けなくて良いということですね。それよりも他に得点効率のよい勉強があるはずです。せめてそれを終えてから全部読める速さを身に付けようということです。
また同時に、難関大の英語の場合はわからない単語が出てくることは覚悟せねばなりません。構文はどれだけ難しくても他の受験生と同じくらいは最低限理解しなければなりませんが、単語は人によって覚えているものがまばらなので(まったく同じ数を覚えていたとしても)、一定基準の単語量を持つ人が不安になって違う単語帳に手を出さないようにしましょう。求められているのは英単語を文脈と単語の形から類推する能力です。
ステップ3・4 英作文・リスニング
英単語→文法→英文解釈→長文読解と進んだら、志望校の傾向に合わせて英作文とリスニングをこのタイミングで始めるのが良いでしょう。英作文は長文読解がまだ慣れてきたくらいの頃で始めてよいでしょう。逆に長文読解がまだ不安定な状態で英作文やリスニングをすると効率が落ちるので先に長文を読む力を安定させましょう。
英作文の勉強
英作文で求められる力は、表現力と文法でその掛け算で成り立っています。
表現力というのは、日本語の表現を英語でどのように表すのか・語法・語彙などのアウトプットのできる知識がどれ程蓄積できているかということです。そして、文法はそれらの表現を正しい英語として成り立たせるための骨格であり表現をつなげて全体を整えるものです。
また、英作文の勉強の際に文法を意識して取り組むことで、文法の定着度が一気に上昇します。したがって、英作文の参考書などを選ぶ際はアウトプットを意識した文法の説明がなされている本を選びましょう。表現のみを掲載しているものは初期段階では不十分です。
英作文の文法
基本的には文法問題を逆手に取るような形ですが、一つだけ重要な点があります。
それは、書きながら、そして書いた後に自分で文法チェックをすることです。文法問題で間違えを探すタイプのものと同じような感覚で自分の間違えを探してください。そうすることで、自分がアウトプットを英作文でするときに間違えやすいポイントを知ることができます。
表現力はどれくらいまで伸ばせばよい?
では、語法やイディオムなど表現をどこまで覚えればよいのか。
僕の考えでは、英作文の参考書1冊分の表現と厚い文法の参考書に載っている語法などを覚えるだけで十分だと思います。表現はできるだけ知っておいた方が受験で対応できるのは事実ですが、大学受験における英作文はそもそも受験生が知らないであろう英語表現を使う日本語やもしくは英訳できないような日本語が問題として出題されます。つまり、表現力の最大化だけでは通過できない試験であり、受験性はそれをする必要があまりないのです。
大学受験の英作文とは
そう、英作文には表現を覚える以外に絶対的に必要な能力があります。
それは、日本語を解釈するという作業です。
どういうことかというと、日本語特有の表現もしくは対応する日本語の表現を知らない場合は日本語を易しい言葉に言い換えて自分の英語での語彙力でも表現できるようにするのです。
これが受験の英作文の肝であり、実は受験に限らずこの視点が外国語学習に欠かせません。
具体的にそれを証明しておくと、大阪大学には外国語用の問題が別にあります。もちろん英作文も他の学部とは異なる日本文を英訳しますが、なんともう一つ文学部バージョンも存在します。そして一般的には、その日本語は外国語学部よりも文学部の方が難しく高度な日本語が存在します。これだとまるで、文学部の方が英語力を強く求められていることになりますよね。確かに表現力という点を文学部に迎え入れる学生に英語でも求めているかもしれませんが、よく考えてみると文学部の問題で難しい日本語というのは易しい日本語への解釈の可能性が大きく残っており、日本語の語彙力に富んだ受験生であれば解ける問題になっています。つまり、文学部の受験生に対して、「しっかりこの表現をかみ砕いて英語らしく表現してね。」というメッセージが出されていると解釈できます。そして、外国語学部と文学部の問題をよく比較してみると、やはり単純な英語の知識の多さが外国語学部に求められています。「双眼鏡」という物の名前を英語にしなければならないときに、これを流石に英語で長ったらしく説明するのは適切ではありませんよね。これが対照的に外国語学部の問題傾向です。(もちろん、本番で双眼鏡という英単語を知らなければ、他の言葉で言い換えましょう)
では、実際にどのように日本語を易しくかみ砕けばよいかというと、「小さな子供」に説明するイメージで簡単な日本語に直していきましょう。
問題文は高校生・大学生レベルの日本語ですから、自分が表現できるレベルまで中学生→小学生→幼稚園のレベルまで下げていきましょう。
例えば「傲慢」というのを英訳しなければならない時にarrogant(傲慢な、横柄な)という単語を知っていれば、もしくは思い出せば問題ありませんが、わからない場合まずは、
「偉そうに人を見下すこと」といった具合に解釈出来れば selfimportantly look down on someoneという表現にできます。
もしくは、「プライドが高すぎる」という風に解釈すれば簡単に too proudlyと言うこともできます。
それでも表現が思いつかなければ、どんどん日本語のレベルを下げましょう。
単純に「見下す」といったニュアンスだけでlook down on someoneも僕は十分だと思います。不安であれば badly/proudly look down on someoneとすれば知っている表現で十分「傲慢」を表せたと思います。Look down/upは重要表現です。
このように英作文もしっかりと対策していれば、本番にどんな表現が出ても大丈夫なので不安をあまり抱えず、他のことにも時間を使えるようにしましょう。
まとめると、まず表現力と文法力を英作文でアウトプットできるようにして、その後は自分の英語表現に落とし込む練習をたくさんしましょう!
リスニングの勉強法
リスニングも英作文のように簡単に必要な力を分解できます。
音を聞き取る力×英語の理解速度
これがリスニングで求められる根本的な力です。
音を聞き取る力
これはRとLの音の違いなどを想像すればわかりやすいかと思います。この他にも日本語と英語には多くの発話上の違いがあります。というか同じところがほぼ無いくらいです。
そして当たり前のことですが、音が聞き取れないとその話されている英語を理解できませんよね。音がわからない状態は騒音の中で日本語の放送を聞いているようなものです。人によってはこれよりもかなり聞き取りづらい状態かもしれません。単語と発音がわからないままでは、そこにノイズが入って穴抜きになっているのです。まずこれを解消しましょう。
そして、音を聞き取るには、音がどのように発音されるのかの知識を獲得しましょう。そして、綴りと音を一致させていきましょう!
それができるようになれば、音の繋がりなどを意識しましょう。英語は音連結、脱落などの様々な現象が起きていて、単語一つ一つが綺麗に発話されません。日本語の「おはようございます」や「ありがとうございます」でも同じですよね。重要なのは、発音されてもいない音を聞きとろうとするのではなく、こんな感じで発音されるということを頭に入れておきましょう。
英語の理解速度
それができるようになった後に意識するのは、リスニングで話されるスピードに自分がついていけているかです。
音が聞こえていてもリスニングができない原因は、そもそも読んでもわからないような難しい単語を含む文章を聞いているか、読めば理解できるが読む速さ=理解速度がリスニングの速さに追いついていないという現象のどちらかです。
では、どうやってその理解速度を向上させていくかというと、音読とシャドーイングです。
僕も今まで色んな英語・リスニング学習法を試してきましたが、大学受験くらいまでですとこの方法が最も効率的だと思います。
なぜ、音読なのか。音読は英語の効率的なインプット効果をもたらします。そして英語の理解速度を向上させる方法はとにかく英文に触れる量です。したがって、音読の効率的なインプットで英語の反射神経を鍛えるのが良いのです。
(音読は同じ文なので、単語を調べるなどの手間が省ける)
ちなみに、同じ文でインプットしても英語のインプット量としては増えないのでは?という疑問が生じるかもしれませんが、英語に慣れていって英語の理解速度を上げるために同じ文を読むのか、異なる文を読むかは効果が同じです!要は触れる量がファクターとなるのです。
シャドーイングと音読
リスニング能力を上げる際にこの二つの方法をおススメしますが、特に発音に注意しましょう!
音読も前半は音源を聞きながら正しい音を意識して音読しましょう。
慣れてくれば前半音読→後半シャドーイングでも良いでしょう。シャドーイングはどこでも音源を聞くことさえできれば練習できるので移動時間などのスキマ時間を有効活用しましょう!
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